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サントメ・プリンシペのこと お役所のこと

Posted by ルア on 02.2017 取材・撮影   0 comments   0 trackback




エアコンの故障が公式な理由で3時間以上遅れ、午後5時過ぎの予定が午後8時半に到着した。
沢山の機材がありATAに加盟しないサントメ・プリンシペ入国時に問題なく通関できるかが最初の難問でもあったので、政観を通じ税関にも機材リストを送り万全の体制を取っていたが、休日の土曜日にこの時間まで関係者が待ってくれるのか半分諦め気分で機内預け荷物受取所に着くと、政観ヴェラクルス氏が手を振る姿が見えた。

在リスボン大使館のペネトラ氏と連絡を取り始めて4ヶ月、サントメではしつこく話をしなければ、ことは進まないとアドバイスを受けてから幾度電話で話しただろうか。
先ずは番組趣旨や協力願いについてメイルを送る。1週間待ったところでもう一度メイルを、でも一向に返答を頂ける気配がない。電話をかけることにしたが責任者に直接相談することは容易ではなかった。「ヴェラクルス氏と話したい」とお願いする前に自己紹介、用件、在リスボン大使館からの紹介で.......など長々と話すことになる。話し終わって繋いで頂けるのかと思っていたら、不在です?!ガックリさせられ電話代ばかり心配させられる日の繰り返しだった。
ヴェラクルス氏と電話で話せるようになり、博物館関連の許可を下す文化庁長官の携帯番号も教えて頂き、アクションが遅いと聞いていたサントメ・プリンシペのお役所より日程など早く決めるようにと逆に催促を受けるようになった。
「やはり、知り合うと物事はスムーズに進むんだ。」と理解するようになり始めた。

ドローン撮影許可についても尋ねたことがあった。
「皆さん、勝手に撮っているよ。」が最初の回答だったが、空港や大統領官邸上空などで飛ばすことは許されないでしょう。と尋ねると、「そう言われれば、そうだな。」とノンビリとした返答を頂いた。独立して40年余り、おおらかなこの国の人達は撮影許可など、細かいことまでも神経を使っていないんだな。と理解したが、実際撮影が始まりしばらくすると防衛省大臣の撮影信任状、文化庁、政観からも信任状を用意したので、今すぐに受け取りに来るようにと携帯の呼び出し音が鳴るようにもなった。

「Leve-leve」サントメの誰もが口にする言葉で「ゆっくりと、なるようになるもんだ」と言う意味合いが込められているが、時の流れに逆らわず今をマイペースで生きるサントメ人、律儀な手助けを続けて頂いた政府関係者、対照的な両者に会えたサントメでの出来事が今も鮮明に脳裏に刻まれている。

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サントメ・プリンシペのこと 旧宗主国ポルトガルのこと

Posted by ルア on 20.2017 取材・撮影   0 comments   0 trackback






1975年7月12日に独立を果たすが、赤道直下の貧しい国に住む人々の生活が豊かになることはなかった。ポルトガル統治時代からの限られた産業しかない中でのモノポリー政策は今も続き、一般国民に還元されることはない。
現地では多くの人に独立前と今、憧れの外国について尋ねる機会があった。
「自由になれたこと、この喜びは他にも代えがたいが、生活はより厳しくなり、手に入った物資も入らなくなった。」
「島には牛が少ないので、もう何十年も牛肉を食べたことがない。」
「建物も放置されたまま、崩壊寸前になってしまっている。」
「舗装されていた道路も穴だらけ、舗装されていた道路も今や土の凸凹道になってしまったものもある。」
ポジティブな意見を聞くことはなかった。

独立前まではポルトガル人に機械のように使われ、重労働を課されていたはずだが、意外にも憧れの国ナンバーワンはポルトガルだった。
「ポルトガルは治安も良く、泥棒なんていないと聞いている。」
「先進国のポルトガルに移民して一旗揚げたい。」
「ポルトガルに帰化したい。」

統治時代を知らない若い世代が特にポルトガルに対する憧れが強いように思えたが、独立後40年が経っても一向に生活が上向かないことがその大きな理由か高齢者の多くも独立前の生活の方が豊かであったと答え、「でも、我々は自由を手にしたから、国民のことを真に考える指導者次第で国も変わるんだが!」

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サントメ・プリンシペのこと 笑顔であふれる国 Sorrisos em todo lado

Posted by ルア on 16.2017 取材・撮影   0 comments   0 trackback














サントメ・プリンシペ民主共和国は1470年にポルトガル人航海者ジョアン・デ・サンタレンとペロ・エスコバールによって発見され、当初はサトウキビ、奴隷貿易の中継地として栄え、19世紀にはコーヒーとカカオの世界を代表する生産地となった。1876年に奴隷制度廃止が廃止されたものの、実質的には以前と変わらない「奉公人制」となり住民は重労働を課され、貧困生活を強いられることには変わりなかった。
1975年7月12日に独立するものの、市内の舗装道路は穴だらけ、停電もしばしばで多くの住民は木造りの単組な家に住んでいる。食べ物も限られ、学校に通う子供達は昼食も手にしない。尋ねると、「森に入れば沢山のフルーツがなっているから」幼い頃から、昼食にする食べ物は自身で調達することを身につけながら大人になっていく。全員木登りが得意で、木に登れないサントメ人は存在しないとまで聞いた。
集落に着くと、子供達が猛スピード集まってくる。「アミーゴ」「ドセ」「ドセ」と子供達が叫ぶ。甘いもの、お菓子をねだって何十人もの子供に囲まれてしまうが、どの子供を見ても白い歯が目映いほどの笑顔で溢れている。子供達だけではない年齢を問わず皆笑顔が絶えず、握手攻めになってしまう。
生活水準は西洋人や日本人から見れば確かに低いはずなのに会う人会う人全員が笑顔で迎えてくれる。悲壮感なんて何処にも見当たらない価値観念が違う別世界にいるように感じた。
気候に恵まれ、自然環境に恵まれ、犯罪も少なく、互いを思いやり助け合う精神、我々が忘れてしまい過去の何処かに置き忘れた宝物を今も大切に守っているようにも思え、お金や近代設備だけが富の象徴ではないこと改めて考えさせられた。

世界で一番笑顔が豊かな国サントメ・プリンシペへ訪れる機会があったことに感謝している。

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サントメ・プリンシペのこと 大使館でのこと

Posted by ルア on 11.2017 取材・撮影   0 comments   0 trackback


サントメ・プリンシペへ訪れる機会があった。
自然に溢れた小さな島国とは知っていたが、その他のことは何もわからない。
リスボン在のサントメ・プリンシペ大使館へ友人の紹介で連絡を試みることにした。
メイルで用件を送り返答を待つが、一向に返答をもらえる様子もなし、電話をかけてもなかなかアテンドして貰えない。どうしたものかと思いながらも電話をかけ続ける。ようやく受付の女性が電話口に出、領事担当者と話すことができた。
TVの取材でサントメ・プリンシペへ行く予定があることを話すと、今直ぐにでも来るようにとのこと。でも今と言われても、無理なので翌日のアポを取ることにした。
翌日待ち合わせ時間より若干早めに着いたが、既にスタンバイ状態で会議室に案内された。財政困難とは重々承知していたので、金銭的なサポートの話は一切せず、一般情報と撮影許可申請先を尋ねることにしたが、担当のペネトラ氏にしつこい位にコンタクトを入れなければ誰も動かないからと言われ、窓口政観の代表とナンバー2のメイルアドレスを教えて貰い、ビザ申請用紙を頂いて帰ることになる。





その後、政観にはメイルで番組概要を送るが返答はなし、電話でのコンタクトをすることにしたが、教えてもらった電話番号は全て間違いで新たに電話番号を調べることになる。電話をかけても直ぐには責任者に繋いで貰えないまま時だけが過ぎ去り電話代がかさむ一方だった。僅かな用件を話すだけでも幾度も電話をかける必要があった。
後で分かったことだが、多くの案件をメイルに書き込むと返答は頂けない。尋ねた案件の中に一つでも返答出来ないものがある場合も同様に返答はなしということだった。質問・協力依頼は一件ごとにという正に時間を贅沢に使ったやり取りが続いた。しつこく電話でも催促をした。





ビザ取得でも面白いやり取りがあった。ロケハン時にビザを取得したが、その後大使館から日本人はビザ免除という知らせがあった。説明によると、シェンゲン加盟国ビザを取得すればビザ免除というものであった。でも日本人はシェンゲン条約加盟国への入国にビザは必要ないのでビザは持たず、サントメ・プリンシペ入国時にシェンゲン加盟国ビザを提示できないため、必然的にビザが必要になってしまう。大使館でもこの説明を幾度なく説明することになる。ビザ必要なしが事実であっても、入国検査官が知らなければ入国できず大変なことになってしまう。実際ロケハン時に、ビザ免除国ポルトガル人コーディネイターのペドロ氏が入国目的をTV撮影準備と話し、入国時に仮ビザ取得を命じられた。これは入国検査官のミスであることが後日明確になるが、
入国時に揉めるより、ビザ取得をしておいた方が無難と説明を繰り返し、大使館からビザ交付を受けることになる。
*現在はビザ免除になっています。

ロケハン時ビザ交付日に大使館に行ったが待合室に通され、顔を合わせてからビザ発給作業がノンビリ始まったようにも思えた。待合室には多くのサントメ人が居たが、誰しも時間を気にすることなく笑顔を絶やさず世間話に花が咲いていた。子供達は待合室を幼稚園の庭のように走り回り、事務室の中に入り込んで遊んだりもしている。大らかな国民性なんだなと長い待ち時間の間にも光明を探し当てた気分になった。(撮影前のビザ受け取りは、待つこともなく大使館受付で直ぐに頂けました)

大使館で感じた光明をそのままに、サントメで体験することになるが次回に現地での出来事を紹介したい。今では、サントメ本土でもしつこい催促なしで返答を貰えるようになりましたが、この慣習は旧宗主国ポルトガルの影響かもしれない?

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世界ふれあい街歩き ポルト編

Posted by ルア on 27.2015 取材・撮影   0 comments   0 trackback
?????????? ルト編ご案内

連日の雨、冷え込みで思うように撮影が進まなかった「世界ふれあい街歩き」ポルト編の放送日が決まったと連絡があった。
5月12日午後8時からの放送のようだ。

今までポルトというと、ポートワインや川沿いの世界遺産地区での撮影が多かったが、今回は少し型破りのような気がしている。
リスボンで繁栄を極めたアズレージョ、ファドをポルトで取り上げたり、普段は行くことがない国立病院小児科に案内して頂いたり、とにかく型破りな内容に仕上がっていると思うので乞うご期待を!

(日本語で書いても理解して頂けないとは考えるので)根気強く協力をして頂いた出演者の皆様にもお礼を述べたい。

Com a colaboração de V. Exa. a produção do NHK conseguiu realizar o magnifico programa “Somewhere Street”. Serve a presente para agradecer.
Numa próxima oportunidade, permite-me que conte com a colaboração de V. Exa..

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プロフィール

ルア

Author:ルア
プロフィール 千本佳男
ちもと よしお
(写真は息子です)

ポルトガル在住30年以上
職業   取材・コーディネイター
星座   魚座 
血液型  B型
住む理由 気候がよく、ワインも食べ物も美味しいポルトガルの虜
趣味  昔はウインドサーフ、現在はもっぱらネットサーフ
好きな物 ポルトガルではワイン、日本では餡このお餅
得意な事 サッカー取材
日本の家 神戸にあります
ポルトガルの家 リスボン郊外25キロの住宅街
事務所  海と世界遺産シントラの山が見える丘の上

やろうと思う事 ポルトガルの写真を沢山撮って紹介したい

*****チモト実績*****

依頼源 ポルトガル
ICEP(ポルトガル貿易・観光振興庁)
IPPAR(ポルトガル歴史建造物保存院)
ポルトガル政府観光局
裁判所関連書類翻訳
メディア翻訳・ナレーション・通訳等

依頼源 日本
各官庁、地方自治体の業務請負
ポルトガル博覧会日本館チーフ・コーディネイト
大手商社業務委託
商品調査
イベント関連、 その他、

NHK
EUサミット・リスボン
首相インタビュー
大河ドラマ 信長
世界ふれあい街歩き
世界入りにくい居酒屋
Wカップリサーチ・選手インタビュー
その他、 報道、文化、スポーツ番組

民放(各社一番組紹介)
開局40周年 大航海!謎と夢のコロンブス大紀行 NTV
めさましテレビ フジ
深夜特急98 NBN
新ポルトガル謎紀行 TBS
道浪漫 MBS
旅サラダ  ABC
ワールドビジネスサテライト TV東京
ユーロ(ヨーロッパサッカー選手権)WOWOW
赤道大紀行 CBC
にじいろジーン KTV
GAORA、KBS、KTS、TOS、SAGA-TV、旅チャンネル、その他

映画 東宝「7月24日通りのクリスマス」 

新聞 朝日、読売、毎日、その他

雑誌 フィガロ・家庭画報・コスモポリタン・スカイワールド(JAL)・アゴラ(JAL)・ナンバーなど、その他多数

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