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インフレ対策発表

昨夜、コスタ首相がインフレ対策を発表した。
EU諸外国より若干が遅れたとはいえ、エネルギー価格高騰によるハイインフレ対策は大歓迎である。
主な内容は2700ユーロ未満/月の国民に対し一律125ユーロ、24歳までの子供一人に対し50ユーロ、底年金受給者に対しては受給額半額を十月に給付すると言う。
この他にもエネルギーに掛かる付加価値税を13%から6%に、
来年度の家賃値上げも2%までとなっている。(大家には減税などの処置を取る)
未だ借金を抱える財政事情のポルトガルでさえ、国民あっての国家。政策を取ろうとしている。
未だに財政緊縮派に支配されている日本政治、“検討している間に国滅ぶ”も理解出来ないキシダ内閣にはウンザリしている。
どうしたニッポン

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日本文化に親しむブラジル人

ここでは日本の伝統楽器である尺八を主題にして取り上げます。
ブラジルにおける尺八は、元々移住した方々が、趣味そして望郷の念を晴らすために移住地の演芸会などで吹いていたものだが、移住百十四年を経過した現在では、吹く日本人は数名を除くと殆ど他界し、今ではブラジル人の方が数が多い時代になって居る。どんな職業の人達が吹いて入るのか、その方々の数名を紹介致します。
『例1』尺八に親しむ アンドレ ダ シルバ カリストさん、四十九歳、多数の異なる笛の奏者。
職業は、サンパウロ地方のオーケストラのメンバーで、① 「OPIイリャベラ民間人オーケストラ」
②「ワールド ミュージックオーケストラ」のメンバーで、サックス、フルート、尺八などその他多くの笛の奏者。オーケストラの一曲の演奏の中で、二つも三つもの楽器を吹くと言う離れ業をこなす多芸の人。指揮者もその才能を認め、自由に演奏を許すと言う寛容さを持っているからであろう。
かつては、世界のあちこちを流して歩き、インドまで吹奏の旅をした変わり種。尺八は、この多忙の中で、4年ほど前から吹き出し、大半は私と稽古した時間が多い。また、彼らの特徴として言える点は、インプロヴィゼーションを行う才能が非常に高いと言う事。



通常の尺八の長さは一尺八寸(54,5㎝)が基本だが、彼は三尺(95㎝)の長菅をも吹きこなす。多くの吹奏楽器で鍛えた呼吸法で、尺八も難なくこなす芸達者である。
彼の住まいは、サントス市近くのイリャベラ島に有り、地元にも日本食レストランがあるが、余興で時々そこで尺八を吹きに往くと、初めて聞く客が多く、拍手喝采を受ける由。
このような、天才と言っても良いような演奏家と友人になれた事は私にとっては生涯の名誉である。
写真によって彼の多様な笛吹きぶりを紹介します。
リスボン8月7日正午

8月7日日曜日正午気温22度リスボン
久しぶりにリスボンを散策してみた。
リスボンの街を歩くと出会うのは外国人観光客ばかり、下町を歩く約8割は外国人観光客のように思えた。その中でも多いのが隣国スペインからの観光客で、スペイン語の案内を受けているグループが目立った。
ウオーキングやバイクを使ったアクティヴ・ツアーが最近の傾向のようで、参加者は殆どが若者、昔のようなお年寄り団体ツアーに出会う事はなかった。
コロナ規制もなくなり観光客数がコロナ騒動前に戻ったポルトガルのホテルは満室、今年のGDP成長率はヨーロッパでもトップクラスと言う。
経済が急激な回復に向かう中、特に飲食業の人手不足が取り立たされるようにもなってきている。飲食業ではないが、昨日入ったアジア食品を取り扱うスーパー店員もポルトガル語を話せない人達で、小売業も人手不足の影響をモロに受けているように思えた。
3時間ほどのリスボン散策で出会った日本人は2〜3人、アジア系は中国人、韓国人が大半を占めていた。日本からも自由な渡航が認められることを望んでいる。ヨーロッパでは季節インフルエンザ扱いになったコロナだから。

人気のサンタジュスタのエレベーター前の行列

コメルシオ広場の若者達

バイクツアー

ロシオ広場のスペイン人グループ


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「 大西洋を水上機で初飛行以来今年は100周年 」 (1922_2022)

ポルトガル人の飛行士、Comandante Gago Coutinho , Piloto Sacadura Cabral の二人が、水上機で大西洋縦断飛行を行ってから、今年は100週年記念の年。
リスボンを出発したのは1922年3月30日。ブラジルのリオデジャネイロに到達したのは何と6月17日。79日間もかかった理由は、最初に飛行した機は途中で故障してしまい、ポ国から二機目の水上機を手配しなければならなかったため。ところが、二機目も故障してしまい、またもや三機目をポ国から手配し、ようやくリオに到着したものである。途中で着陸した場所は、「Las Palmas」, 「CaboVerde」,
「Rochedos de S.Pedro de S.Paulo/岩礁」・この岩礁で一機目が故障,「Fernando de Noronha 」(以下ブラジル領),「Recife」,「Bahia」,「Rio de Janeiro」. 全行程は7,950㎞。

「写真」(筆者撮影)
二人の英雄を称えた銅像が、サンパウロ市内のコンゴーニャス空港の入り口周辺に建てられているので、敬意を表し、千本氏のブログに掲載して頂く事にしました。
一寸気になった点・パイロットのSacadura Cabralさんの苗字カブラル。まさか、ブラジルを発見したカブラル家の家系ではないよね?

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今日もカルカヴェロス・ワイン農園を散歩しました

火災警報発動中のポルトガル、今週も最高気温が47度になる地域もあるとの事ですが、我が家があるカルカベロス地区(リスボン西20Km)では夏には北西の風が吹き台風並みの風速30mを記録する事もあります。北西の風は冷たい海水温度17度から18度の大西洋の海上を吹き抜けてくる自然冷房の様、今散歩したワイン農園の気温も22度と快適で、農園のブドウもかなり大きな実になっていました。



若い頃は北風の恩恵を受けウインドサーフを楽しみましたが、歳を重ねた今は強い日差しと北風で逞しく育つブドウから造られるカルカヴェロス・ワインを楽しませて頂いています。
ブドウ畑の奥に建つ我が家のマンション 農園まで徒歩1分

14世紀の王室の印象で封印された文書にも「オエイラスの手入れの行き届いたブドウ園」が言及され、18世紀になり後にポンバル侯爵と呼ばれ首相に就任するセバスチャン・ジョゼ・デ・カルヴァーリョ・メロにより本格的にワイン造りが行われるようになった酒精強化ワインはポルトガルで最小の耕作面積の生産量が限られるワインのようです。
ある程度の価格がするので、地元に住みながらカルカベロス・ワインを飲む機会から遠ざかっていましたが、3年前にワイン蔵の取材で始めて試飲する機会を得た後は、強化ワインと言えばカルカベロスと虜になってしまいました。
カルカベロス・ワインは市役所の直販店、有名ワイン店、エルコルテ位でしか手に入りませんが、ポルトガルに来られる機会があれば、ポートワインだけではなく、カルカベロス・ワインも是非試して下さい。
ちなみにワインはオエイラス市が醸造しています。興味深いのは醸造責任者はワイン専門家ではなく、造園技師の方ですが愛情が詰まったワインは他の有名ワインに引けを取りません。

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